不安な方必見!子宮頸がん検診での痛みはどの程度?検査前に知っておきたいこと

「子宮頸がん検診の痛みがこわくて受けるのが不安」「検査時の痛みを和らげる方法や、検査における注意点を知りたい」

このような不安や疑問をかかえていないでしょうか。

子宮頸がんとは、子宮の入り口にできるがんのことで、30~40代の若い女性に多く発症します。

定期的な子宮頸がん検診の必要性を感じつつも、検査時の痛みを不安に思ったり、あと回しにしたりしている方も多いのではないでしょうか

そこで本記事では、子宮頸がん検診における痛みの程度や、検査方法、検査における注意点についてもあわせて紹介します。

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子宮頸がん検診はどんな検査?

子宮頸がん検診は、子宮の入り口にがんがないのかを確認する検査で、20歳から2年に1回定期受診が推奨されています(※1)

子宮頸がん検診では、まず子宮頸部の細胞診をおこない、その結果によっては、子宮頸がんを引き起こす原因のひとつである、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染検査を実施する場合もあります。

子宮頸部細胞診とは

子宮頸部細胞診とは、子宮頸部(子宮の入り口)の細胞を採取し、子宮頸がんや、その前段階の異常細胞がないかどうかを観察する検査です。

子宮頸がんの検査のなかでも、子宮頸がんの死亡率を減少させることが科学的に認められている検診方法は細胞診のみです(※2)

細胞診によって異常な細胞が見つかった場合は、拡大鏡やMRIなどによる精密検査をおこないます。しかし精密検査でがんと診断されるケースは一部で、多くは異形成と呼ばれる、がんの一歩手前の段階のものです。

子宮頸部細胞診の検査方法

子宮頸部細胞診は、主に次のような手順で行われます。

子宮頸部細胞診の手順

  1. 下着を脱いだ状態で検査着を着用する。
  2. 内診台に上がり、膝を立てて足を広げる。
  3. 医師が視診をおこない、子宮頸部から専用のブラシを使って細胞を採取する。

採取した細胞はプレパラートに直接塗布され、細胞診の専門家が顕微鏡で調べます。

子宮頸部細胞診の痛みの程度について

子宮頸部細胞診の痛みの程度には個人差がありますが、多少の痛みや違和感を感じる方もいます(※3)

緊張時には痛みを感じやすくなるため、なるべく力を抜いてリラックスするとよいでしょう

経腟超音波検査(経腟エコー)はどんな検査?

ここでは、経腟超音波検査の内容や検査方法、痛みの程度について紹介します。

経腟超音波検査とは

経腟エコー検査は、腟内に超音波を発する「プローブ」と呼ばれる器具を挿入し、体内からの反射波を画像化して子宮や卵巣の異常を調べる検査です。

腟のなかから子宮や卵巣の状態を詳しく観察したり、別の臓器やリンパ節などへの転移がないのかも確認したりできます

経腟超音波検査の検査方法

経腟超音波検査は、主に次のような手順で行われます。

経腟超音波検査の手順

  1. 下着を脱いだ状態で検査着を着用する
  2. 内診台に上がり、膝を立てて足を広げる
  3. 医師または超音波技師が、超音波プローブを腟に挿入する
  4. 子宮内部の詳細な画像を表示して異常がないかを確認する

通常、経腟超音波検査は5分〜10分程度で終了します。

経腟超音波検査の痛みの程度について

経腟超音波検査で使用される超音波プローブは比較的小さいため、一般的に検査時の痛みはないか、感じたとしてもごくわずかな痛みや違和感です

しかし、緊張している場合は検査時の痛みを感じやすくなります。痛みや不快感を感じた場合は、我慢せずに医師に伝えましょう。

子宮頸がん検査前に知っておきたい注意点

ここでは、 子宮頸がん検査前に知っておきたい注意点を4つ紹介します。

生理中は検査を避ける

子宮頸がん検査は、生理中を避けておこないましょう。生理中は、子宮口や腟腟内が血液で汚れるため、正しい結果が得られない場合があります。

ただし、異常出血がある場合の検査当日に生理が重なったときは、医師に相談しましょう

生理中でも検査ができるように、生理用品の使用や検査前に腟腟を清潔にする対策が取られる場合があります。

検査前日の腟内洗浄は控える

子宮頸がん検査前日の腟内洗浄や、トイレのビデは控えましょう

腟内の細胞が洗い流されてしまうことで、検査結果の精度が低下する可能性があります。

検査当日はなるべく検査しやすい服装で検査を受ける

子宮頸がん検査では、下半身の衣服や下着を脱ぐ必要があるため、ゆったりしたスカートやパンツなど、着替えやすい服装を選びましょう。

検査当日は念の為ナプキンを持参する

子宮頸がん検査で腟に検査器具を挿入する際に、軽い出血が生じることがあります。

そのため、血液が気になる場合や、検査後に外出や仕事などの予定がある場合はナプキンを持参しましょう。

ただし、一般的に出血量は非常に少量であり、大抵の場合は数時間で止まるので、過度な心配は必要ありません

【採血のみだから痛みが少ない】マイクロCTC検査

子宮頸がん検診で生じる痛みはごくわずかだとされていますが、痛いという声も多く挙がっているため受診を躊躇する方もいるでしょう。

そのような方は「マイクロCTC検査」を受けることもひとつの手です。

マイクロCTC検査では、採血のみで子宮頸がんを含めた全身のがん検査ができます。ここでは、マイクロCTC検査について詳しく解説します。

身体的負担が少ないから安心

マイクロCTC検査でおこなうのは、1回5分の採血のみです。

子宮頸がん検診のように膣内に器具を挿入せず、血液がん以外のすべてのがんリスクをまとめてチェックできます。

子宮頸がん検診に比べて身体的・精神的ストレスも少ないです。そのため、痛みが心配な方はもちろん恥ずかしさや不安が強い方でも気軽に受けられます。

特異度94.45%を誇る最新の検査技術

マイクロCTC検査は特異度94.45%のCSV抗体を導入し、血中に流れる悪性度の高い間葉系がん細胞を捉えて全身がんのリスクを判定する検査です。

特異度とは、がんではない方に陰性が出る正確性を指した言葉です。

CSV抗体を導入していることで、悪性度の高いがん細胞を非常に高精度で検出できます。

偽陽性・偽陰性となる可能性は低いため、従来のがんリスク検査よりも信頼感・納得感が大きい検査です

がん再発の兆候もわかる

マイクロCTC検査は悪性度の高いがん細胞の検出により、がんの発症リスクのみでなく再発リスクも判定できます。

米国のMDアンダーソンがんセンターでは、画像診断よりもがん再発の有無を早い段階で発見できる方法だと発表しています。

また、従来のがん治療後は半年ごとにPET検査・CT検査を受ける必要がありました。

ただしどちらにも放射線被ばくのリスクがあるため、新たながんの発症リスクも負うことになってしまいます。

対して、マイクロCTC検査では放射線被ばくの心配が一切ありません

そのため、発がんリスクを気にせず安心して再発リスクをチェックできます。

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子宮頸がん検診を受ける際によくある質問

ここでは、子宮頸がん検診を受ける際によくある質問について回答します。

子宮頸がん検診の痛みを和らげる方法はありますか?

検査中の痛みを軽減するためには、深呼吸をしたり、手足の力をゆるめたりしてリラックスしましょう。緊張しすぎてお腹に力が入ると、痛みや違和感が強くなることがあります。

からだの力は、息を吐くときに抜けやすくなります。検査時は、細胞を採取するブラシを入れる前に医師が声をかけるので、そのタイミングで息を吐くとよいでしょう

万一、強い痛みや不安がある場合には、我慢せずに医師や看護師に相談しましょう。

子宮頸がん検診後に出血があるのですが大丈夫でしょうか?

子宮頸がん検診後に出血しても、過度な心配は必要ありません。通常の場合はにじむ程度の少量の出血です。痛みや不快感があることがありますが、大抵の場合は数日で自然におさまります(※4)

ただし、出血が激しい場合や、1週間以上続いている場合には、子宮頸部が傷ついている可能性があるため、早めに医師に相談しましょう

検査後の出血を軽減するために、検査当日から数日間は、性行為は避けることが望ましいとされています。また、血行がよくなって血が止まりにくくなる可能性があるため、激しい運動や飲酒もなるべく控えましょう。

子宮頸がん検診がどうしても怖いのですが、他に検査方法はありますか?

クリニックで医師がおこなう子宮頸部細胞診や経腟超音波検査のほかにも、自宅で子宮頸部の細胞を採取する検査方法があります。

市販の自己検査キットには腟に挿入するためのブラシや細胞を採取を入れるための容器などが付属しています。

ただし、自己採取では子宮頸部からうまく細胞がとれず、検査の精度が下がって適切にがんを見つけられない可能性があります(※5)

自身で子宮頸部を見ながら適切な場所をこすっての採取は、一般の方にはなかなか困難なためです。

自己採取は、医師による検査に抵抗があったり、時間がなかったりする方にとってのひとつの選択肢ではありますが、検査精度に不安がある方にはクリニックでの検査をおすすめします。

子宮頸がん検診は子宮頸がんワクチンを接種済みでも必要ですか?

子宮頸がんワクチンを接種している場合でも、子宮頸がん検診は必要です(※6)

ワクチンは、子宮頸がんの主要な原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)に対する予防効果がありますが、子宮頸がんになる可能性が完全になくなるわけではありません。

そのため、早期発見や早期治療のためにも定期的な検診が必要です。

まとめ

子宮頸がんは子宮の入り口付近にできるがんで、早期発見によって治りやすい特徴があります。ただし、がんの初期には自覚症状がないため、定期的に検診を検診を受けることが重要です。

子宮頸がん検診では、細胞診や経腟超音波検査で検査器具を腟に挿入する必要があり、多少の傷みや違和感を生じる場合があります。

検査時に過度に緊張していると、からだに力が入って余計に痛みを感じやすくなります。深呼吸をして、なるべくリラックスして検査を受けましょう。

また、子宮頸がん検診の精度を高めるためにも、生理中は検査を避けたり、検査前日の腟洗浄は控えたりするようにしましょう。

検査前に気になることがある場合は、医師や看護師に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。

<参考文献>
(※1):東京都福祉保健局 子宮頸がんってどんな検査?
(※2):がん情報サービス 1)子宮頸がん検診の方法
(※3):萩市 子宮頸がん検診についてのお知らせ 細胞診
(※4):公益財団法人 北海道対がん協会 子宮がん検診 検診終了後の注意事項
(※5):東京都福祉保健局 子宮頸がんってどんな検査?
(※6):厚生労働省 HPVワクチンに関するQ&A 問2-10. 子宮頸がん検診とHPVワクチンは両方受けなければいけませんか?

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