「子宮頸がん検診を予約したいが、生理の日程と重なりそうで迷っている」「生理中に検診を受けると結果に影響するのだろうか」といった不安や疑問をかかえていないでしょうか。
検診を受ける医療施設によっても方針は異なりますが、子宮頸がん検診は基本的に生理中には受けないほうがよいでしょう。
本記事では、子宮頸がん検診を生理中や生理直後でも受けられるのかどうかや、生理が検査に与える影響、注意点についても詳しく解説します。
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子宮頸がんとは?
子宮頸がんとは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんのことをいいます。
子宮頸がんは30~40代の若い女性に多く発症し、近年は患者数や死亡者数が増加傾向です。
日本においては毎年約1万人の方が子宮頸がんにかかり、約3,000人が死亡しています。(※1)
子宮頸がんが進行すると、不正出血や下腹部の痛み、おりものの増加などがみられる場合もあります。
しかし、子宮頸がんの初期段階は一般的に無症状であるため、気づいたときにはすでに進行しているケースも少なくありません。
子宮頸がんの原因
子宮頸がんの主な原因は、性行為によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。
HPVはごくありふれたウイルスであり、性交渉の経験があれば誰でも発症する可能性があるといわれています。
しかし、感染したすべての方が子宮頸がんを発症するわけではありません。
HPVに感染しても、多くの場合は体の免疫機能により自然に排除されます。
しかし、一部のケースで感染が長期化した場合は、5~10年以上かけて子宮頸がんになるといわれています。(※2)
検診で早期発見が可能
子宮頸がんは初期段階では無症状であることが多く、がんが進行するまで気づかないケースが大半です。
がんを早期発見するためには自覚症状が出てから検査を受けるのではなく、定期的に検診を受けることが大切です。
子宮頸がん検診の検査方法
子宮頸がん検診では、主に問診や視診、内診、細胞診をおこないます。
検査で異常が見つかった場合は精密検査をおこない、確定診断をします。
定期的に検査を受ければ、がんを発症したとしても早期発見や早期治療につながるでしょう。
対象年齢・受診間隔
子宮頸がん検診の対象年齢は20歳以上で、2年に1回の定期的な受診が推奨されています。(※3)
子宮頸がんは20~30代の若い世代で最も発症しやすく、ほかのがん検診と比較すると対象年齢の下限が低く設定されています。(※4)
子宮頸がんが進行するスピードは基本的にゆるやかであり、がんの前段階から進行がんになるまでの期間は2~3年ほどです。(※5)
そのため、毎年受けても隔年で受けても予防効果は変わらないとされています。
参照元(※3):東京都福祉保健局 子宮頸がんってどんな検査?
参照元(※4):子宮頸がんとは|子宮頸がん|公益社団法人 日本産婦人科学会
参照元(※5):Q:子宮頸がん検診は2年に1回で大丈夫ですか?|子宮頸がん検診Q&A|子宮頸がん検診を受けましょう|大阪市
検査項目
子宮頸がん検診では主に「問診」「視診」「内診」と、医師が子宮頚部の細胞を採取する「細胞診」をおこないます。
問診では主に、直近の月経についてや、妊娠歴や出産歴、不正出血をはじめとする症状の有無を聞かれるため、あらかじめ準備しておきましょう。
視診や内診では、クスコ(腟鏡)と呼ばれる器具を腟内に入れて子宮頸部を観察したり、医師が膣に指を入れて子宮や卵巣の状態を確認したりします。
細胞診では、医師が専用のヘラやブラシなどで子宮頸部の細胞をこすり取り、採取した細胞を細胞診の専門家が顕微鏡で調べます。
細胞診は子宮頸がんの検査のなかでも最も一般的な検査で、子宮頸がんの死亡率の減少効果が科学的に証明されている方法です。(※6)
参照元(※6):1.子宮頸がん検診の意義と目的|検診の意義と目的|公益財団法人 日本対がん協会
検診後の流れ
検査後は、一般的には1か月以内に検査結果を受け取れます。(※7)
検査結果を知る方法には、郵送される場合と、受診時に医師から説明を聞く場合があり、検診結果は「精密検査不要」か「要精密検査」のどちらかです。
「精密検査不要」の結果が出た場合は、がんの疑いはありません。
「要精密検査」の結果が出た場合は、子宮頸部の組織を採取したり(コルポスコープ検査)、HPVへの感染の有無を確認したりして、がんの可能性をより詳しく調べる必要があります。
精密検査が必要な場合でも、がんがあると確定したわけではなく、あくまでがんの可能性があることを示しています。
実際に、「要精密検査」になってもがんが発見されるケースはまれです。
正確な検査結果を得るためにも、「要精密検査」になった場合は必ず精密検査を受けましょう。
参照元(※7):検診結果|子宮頸がん検診ってどんな検査?|東京都保険医療局
子宮頸がん検診は生理中でも受けられる?
ここからは、生理中の子宮頸がん検診の受診可否について解説します。
検診の日程と生理周期が重なりそうで不安に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
受診不可の自治体・医療施設が多い
受診先によっては生理中の検査を受けつけているところもありますが、受診できない場合が多いでしょう。
生理中の検査の可否については医療施設により対応が異なるため、受診予定の医療機関に事前に確認しておくとよいでしょう。
生理中は正しい結果が得られない
生理中に子宮頸がん検診を受けても、正しい結果が得られない可能性があるため注意が必要です。
子宮頸がん検診の検査項目である細胞診では、子宮頚部(子宮の入り口)をこすって採取した細胞に異常がないかどうかを調べます。
生理中では子宮頚部が血液で汚れるため、検査結果に影響する可能性があります。
そのため、検査日に生理が重なる場合は検査の可否について医師に相談するとよいでしょう。
生理中の子宮頸がん検診でよくあるトラブル例
生理中の子宮頸がん検診でよくあるトラブル例として、主に次のようなものが挙げられます。
- 検診当日に生理になった
- 生理終わりかけで受診予定
- 生理がしばらくこない
それぞれのケースにおける対処法について詳しく解説します。
検診当日に生理になった
検診当日に生理がきてしまった場合は、検査を受ける予定の医療施設に連絡し、検査の可否について相談しましょう。
医療施設によっては、生理中でも検査を受けられる可能性があります。
ただし、生理中の検査が可能な場合でも、検査前の腟膣内洗浄は避けましょう。(※8)
腟内洗浄をすると、子宮頚部の細胞が洗い流されて、検査結果に影響する可能性があるためです。
参照元(※8):子宮がん検診を受ける前に注意することはある?|検診の方法と注意事項|子宮がん検診|公益財団法人 東京都予防医学協会
生理終わりかけで受診予定
生理の終わりかけであれば、検診を受けても問題ないとしているクリニックもあります。
ただし、出血がある以上は検査結果に影響する可能性があるため、検査可否については事前に医療機関に確認しておくと安心でしょう。
生理がしばらくこない
生理がしばらくこない場合は、子宮頸がん検診ではなく、婦人科の受診がおすすめです。
健康な方でも生理が遅れることは珍しくありませんが、生理不順が続く場合は婦人科系の病気が隠れている可能性があります。
また、生理がこない理由として妊娠の可能性があると、医療機関によっては検診を受けつけていない場合もあります。
生理がしばらくこない場合は、検診を待たずに早めに婦人科を受診しましょう。
マイクロCTC検査は1回5分でがんリスクを判定
マイクロCTC検査とは、1回5分程度の採血のみで全身のがんリスクを調べられる検査です。
マイクロCTC検査では、浸潤や転移の恐れがある悪性度の高いがん細胞を見つけ、がん細胞の個数まで明確に調べられます。(※9)
マイクロCTC検査であれば、採血のみで検査が終了するため、生理中でも気にせず検査を受けることが可能です。
参照元(※9):マイクロCTC検査公式サイト
採血のみで全身のがんリスクを明確化
一般的な全身のがん検診では、CT検査やMRI検査、胃カメラなどを長時間かけておこなう必要があります。
一方で、マイクロCTC検査は1回5分の採血のみで血液がん以外の全身のがんリスクを調べられるため、仕事や家庭のことで多忙な方にもおすすめです。
また、マイクロCTC検査の検査方法は採血のみであるため、CT検査やMRI検査などのX線による医療被ばくの心配もありません。
検査前の食事制限や薬剤の服用なども必要ないため、なるべく簡便に検査を終わらせたい方にもおすすめです。
民間初の先進医療研究所を設立
国内のCTC検査を実施している医療機関では、検査のために採取した血液を海外へ輸送している場合があります。
血液検体は非常に繊細であるため、長時間の郵送中に劣化すると検査精度が落ちる可能性があります。
セルクラウドのマイクロCTC検査においては、民間では初となる、マイクロCTC先進医療研究所(検査センター)を東京に設立しました。
一般向けCTC検査では国内初の自社検査センターの構築により、採血後すぐに検査できる体制を実現しています。
全国のクリニックで受診が可能
マイクロCTC検査は東京や大阪などの都市圏のみでなく、全国のクリニックで検査が可能です。
マイクロCTC検査における採血できるクリニックについて詳しく知りたい方は、こちらのページから確認してみてください。
子宮頸がん検診と生理に関する疑問
ここからは、子宮頸がん検診と生理に関する次の疑問について回答します。
- 検診後は生理が早まるのか
- 生理が終わったらすぐ受診してもよいのか
- 生理中に控えるべき婦人科検診は何か
子宮がん検診と生理についてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
検診後は生理が早まる?
結論からいうと、子宮頸がん検診の受診により生理が早まることはありません。
子宮頸がん検診後は、生理による出血とは異なり、子宮頸部を検査器具でこする際にできた傷からの鮮血が下着につく場合があります。
生理は女性ホルモンの影響で起こるものであり、子宮頸がん検診が生理周期に影響を与えることはありません。
生理が終わったらすぐ受診してもよい?
正しい検査結果を得るためには、生理中と生理直後は避けたほうが無難です。
検査自体は可能な医療機関もありますが、経血の影響を受けないように、生理終了から3~7日の間に受診するとよいでしょう。(※10)
参照元(※10):子宮頸がん検診を避けることが望ましい日|よくあるご質問(Q&A)|柏市
生理中に控えるべき婦人科検診は?
子宮がん検診や乳がん検診などの婦人科検診は、生理中には避けたほうがよいでしょう。
上述したとおり、子宮がん検診(子宮頸がん検診や子宮体がん検診)では経血の影響で十分に細胞を採取できない可能性があります。
また、乳がん検診に関しても、生理中は検査による胸の痛みを感じやすい傾向があります。
医療機関によっては生理中も検査を受けつけているところもありますが、基本的に婦人科検診に関しては生理中ではなく生理後の受診がおすすめです。
まとめ
生理中でも子宮頸がん検診を受けられる医療機関はありますが、経血の影響で正しい検査結果を得られない可能性があります。
そのため、子宮頸がん検診はなるべく生理中を避けて受けたほうがよいでしょう。
予約していた検査日に生理周期が重なりそうな場合や、検査当日に生理になってしまった場合などは、検査の可否について医療機関への事前の相談がおすすめです。