乳がんは早期発見がカギ!乳がんの原因やステージについて詳しく解説

乳がんは、日本女性のがんのなかで最も多いがんで、日本女性の14人に1人が発症すると報告されています。

さらに増加し続けている乳がんの罹患率ですが、死亡率も増加傾向にあります。

乳がんは、早い段階で発見して適切な治療を受けなければ、体に負担がかかる治療が必要となり、治療により乳房を失うこともあります。

今回は、乳がんそのものや分類、検査方法、ステージ(病期)、治療法、症状などについて解説するとともに、早期発見するためのおすすめの検査方法についても紹介します

乳がんについて不安がある方や、乳がんを早く見つけるための検査方法について知りたい方はぜひ参考にしてください。

乳がんについて正しい知識を得た上で適切な検査を受けて乳がんを早期発見し、適切で負担の少ない治療で治しましょう。

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乳がんとは

乳がんとは乳腺と呼ばれる組織にできるがんです。

数多くのがんのなかでも、乳がんは早期発見できれば命にかかわる可能性が低いがんです。

日本乳がん学会の調査では、早期の乳がんの場合、90%以上の方が手術してから10年後も生存しています。

女性の乳房は乳腺と脂肪からできています。

乳腺は乳頭から放射線状に存在する組織であり、数多くの乳腺葉から乳腺を作っています。

乳腺は、多数の乳腺葉とそれらを結ぶ乳腺管から成り立っており、乳腺管の先端部には乳腺葉があります

乳腺葉の中の細胞が乳を作り出し、乳腺管を通って乳首に運ばれます。

乳がんは主に乳管から発生しますが、小葉からできることもあります。

また、男性でも乳がんを発症しますが治療方針や予後は女性と同じです。

非浸潤がん

乳管内部や小葉内部のみの乳がんを非浸潤がんと呼びます。

初期の乳がんの多くは非浸潤がんです。

まわりの組織に浸潤しないため、リンパ節や全身の臓器などに転移することは非常に珍しいです。

非浸潤がんは、適切な治療をおこなえば手術をうけるのみで大半の場合完治します。

浸潤がん

乳管の外まで浸潤している場合、浸潤がんに分類されます。

非浸潤がんとは異なり、乳管まわりの組織や脂肪などに浸潤することが特徴です。

浸潤がんになるとやがて乳房のみではなく、血管やリンパ管から全身の臓器や器官に転移します。

検査方法

乳がんを診断するための検査方法には、視触診、マンモグラフィ検査、乳房エコー検査、穿刺吸引細胞診などがあります

ここではそれぞれの検査の特徴について説明します。

視触診

視診では、乳房の異状なふくらみや、ただれ、くぼみ、乳頭からの分泌物、乳房の形の左右差などを目で見てチェックします。

触診では、乳房内にしこりがないかどうか、また、わき周辺のリンパ節が固く増大していないかなどを手で触れて確認します

マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査は、レントゲンを使用してがんをはじめとする病変の位置や性状を確かめる乳房専用の検査です。

乳房を板で挟み圧迫することで、乳腺組織と脂肪組織を均等に広げます

できる限り重なりなく引き伸ばすことで、微細な変化や異常をより鮮明に捉えることができます。

また、マンモグラフィ検査は、乳がんでよくみられる石灰化を発見しやすい検査です。

しかし、マンモグラフィ検査では病変も乳腺組織も白色に撮像されるため、乳腺の濃度が高い方では病変を見つけにくくなります。

また、レントゲンを検査に使用するため被曝してしまいます。

乳房エコー検査

乳房エコー検査は、超音波を使用して乳房内の病変やしこりの性状や大きさ、わきの下のリンパ節などへの転移の有無を調べる検査です。

見た目や触れてもわかりにくい病変でも乳房エコー検査で見つけられることがあります

乳腺が多い人の場合、マンモグラフィ検査だけでは異常を見つけにくいことがあります。

しかし、乳房エコー検査では、異常な部分は黒く映ることが多く、正常な乳腺は白く映るため、異常部分との対比がはっきりとし、見つけやすくなります。

そして乳房エコー検査では放射線を使用しないため、妊婦の方でも安心して実施可能です。

しこりがある場合は「穿刺吸引細胞診」

以上の検査を総合的に判断し、しこりがある場合には穿刺吸引細胞診をおこないます。

穿刺吸引細胞診は、エコー検査を使用しながら細い針がついた注射器を病変部位に刺して、同部位にある細胞を吸い取る検査です。

吸引した細胞は顕微鏡で詳しく調べてがんの有無の判断や病変の診断を確定させます。

また、一般的には検査するときに局所麻酔は使用しません。

針をさすときに少し痛みがあり、個人差はありますが一般的に我慢できる程度の痛みです。

乳がんのステージ(病期)

乳がんのステージ(病期)はステージ0からⅣまでの大きく5段階に分類されます。

ステージに分類することで治療内容が変わるため、適切にステージを決めることは重要です。

乳がんのステージは、腫瘍のサイズとリンパ節への転移の有無、他臓器への転移(遠隔転移)の有無の3つの要素で決定します

ここではそれぞれのステージにおいてどのような乳がんが分類されるかについて解説します。

ステージ0

ステージ0の乳がんは非浸潤がんです。

腫瘍の大きさはしこりとして触れず、リンパ節や他臓器への転移もありません

乳がんのなかで最もステージが低い状態です。

ステージI

ステージIから上のステージは浸潤がんに分類されます

ステージIの乳がんでは、腫瘍のサイズは2㎝以下であり、リンパ節や他臓器への転移はありません。

ステージII

ステージⅡは、ⅡAとⅡBの2つに分類されますが、いずれも他臓器への転移はありません。

ステージⅡAの乳がんは、以下の2つの場合があります。

  • 腫瘍の大きさが2㎝以下で、わきの下のリンパ節(腋窩リンパ節)へ転移がある場合
  • 腫瘍の大きさが2㎝以上、5㎝以下で、リンパ節への転移が見られない場合

ステージⅡBの乳がんは、以下の2つの場合があります。

  • 腫瘍の大きさが5㎝以上で、リンパ節への転移がない場合
  • 腫瘍の大きさが2㎝以上、5㎝以下で、腋窩リンパ節への転移が確認される場合

ステージⅢ

ステージⅢの乳がんはさらにⅢA、ⅢB、ⅢCの3つに分類されます。

いずれの場合も他臓器への転移はありません。

A、B、Cのステージで異なる点は、腫瘍の大きさや特徴、そしてどの部位のリンパ節に転移しているかです。

ステージⅢAは、以下の2つの状態のどちらかに該当する乳がんです。

  • 腫瘍の大きさが5㎝以上で、腋窩リンパ節や内胸リンパ節に転移が見られる場合
  • 腫瘍の大きさが5㎝以下だが、腋窩リンパ節が転移しており、それが動きにくくなっているか、互いにくっついている場合

ステージⅢBに分類される乳がんのリンパ節は、転移がない、もしくは腋窩リンパ節または内胸リンパ節に転移があります。

ステージⅢBの腫瘍に関しては、以下の2つのパターンがあります。

  • 腫瘍のサイズは無関係ですが、腫瘍が胸壁に固定されている場合や皮膚に潰瘍やむくみがある、もしくは目で確認できるこぶがある状態
  • しこりがない炎症性乳がんの場合

ステージⅢCの乳がんは、腫瘍の大きさは無関係ですが、鎖骨上にまでリンパ節転移がある、もしくは内胸リンパ節と腋窩リンパ節のどちらともに転移がある乳がんが分類されます。

ステージⅣ

ステージⅣの乳がんは、腫瘍のサイズやリンパ節転移の有無は無関係です。

乳房以外の他臓器に転移がある乳がんはすべてステージⅣに分類されます。

乳がんの治療法

乳がんと診断されたあと、乳がんのステージや患者の生活状態や状態にあわせて治療をおこないます。

おこなう治療の標準的な流れはガイドラインで決められています

乳がんの治療法には、術前薬物療法、外科手術、再発防止を目的としたホルモン療法などがあります。

術前薬物療法

乳がんの大きさが3㎝以上と大きいですが乳房を温存したいと希望がある方や炎症性乳がんの方に対しては、まず術前薬物療法をおこなう場合が多いです。

術前薬物療法をおこなうことで、がんが小さくなり切除しやすくなる場合があります

また、手術前に薬物療法をおこない、体内のがん細胞を除去して再発や転移する可能性を低くすることも可能です。

術前薬物療法は、手術前に抗がん剤を使用する術前化学療法と、ホルモン剤を使用する術前ホルモン療法の2つにわけられます。

術前化学療法をおこなうべき方は、腫瘍が大きく進行している浸潤がん、皮膚への浸潤があり手術が難しい進行乳がん、そして炎症性乳がんの場合です。

また、手術をおこなえる乳がんの場合も、乳がんが大きくて患者が望んでいる乳房を残す手術(乳房温存手術)をおこなうことが難しく、再発を予防するために手術後に化学療法をおこなうと判断された場合に実施します。

術前化学療法に使用する薬は、一般的に手術後に使用する薬と同じ薬です。

治療期間は3~6か月おこなうことが多く、一部の乳がんのタイプではいくつかの薬を組みあわせることもあります。

化学療法は手術前もしくは手術後におこなう場合でも、乳がんの再発率や生存率に違いはありません。

術前化学療法のメリットは、70~90%の確率で乳がんが縮小するため、乳房温存手術ができる可能性が上がることや、手術による乳房の切除範囲が小さくなることでより美容面ですぐれた手術をおこなえる可能性が上がることです。

次に術前ホルモン療法ですが、乳がんにホルモン受容体がある方で手術をおこなえる方に実施することがあります。

乳がんの細胞のなかには、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの刺激により増殖するタイプがあります。

ホルモン療法は女性ホルモンの刺激をおさえることでがんが増殖しないようにする治療法です。

術前ホルモン療法の対象となる方は、原則的に閉経後の方のみです。

治療期間は一般的に半年ですが、ホルモン療法の効果次第では期間が変更される場合もあります。

外科手術

乳がんに対する外科手術には、乳房のがんを取りのぞく治療目的と、切除したがんを顕微鏡の検査(病理検査)をおこないがんの性質を知る目的があります。

乳がんに対する現在の標準的な手術法は、乳房温存手術もしくは乳房全切除術です。

手術をおこなうときのがんの状態により適切な手術法を選択します。それぞれ詳しく解説します。

乳房温存手術

乳房の一部のみを切除して乳房のがんを切除する手術法です。

自身の乳房が残るため、手術後の乳房の状態が気になる方に美容面でのメリットがあります。

一方で、乳房を一部残した手術は、残った乳房に乳がんが再発しやすいという報告もあります。

現在では乳房温存手術にくわえて手術後に放射線療法を使用することで、乳房全切除術と同じ治療成績が得られています。

乳房全切除術

乳房全切除術は、乳房すべてを取りのぞく手術法です。

乳がんのサイズが大きい場合や、乳房温存を希望しない方におこないます

そのほか、乳房を切除する以外におこなう重要な手術は、腋窩リンパ節を摘出することです。

手術前に腋窩リンパ節に転移があると判明している場合は、乳房の手術と同じタイミングで腋窩リンパ節を切除(腋窩リンパ節郭清)します。

反対に、手術前に腋窩リンパ節に転移がないと判断した場合は、乳がん細胞が最初に転移するリンパ節のみを摘出(センチネルリンパ節生検)し、腋窩リンパ節への転移の有無を判定します。

再発防止を目的としたホルモン治療

乳がんの手術後には、再発を予防するためにホルモン治療をおこなう場合があります。

乳がんのなかには、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの刺激によりがんが増える種類の乳がんがあり、ルミナルタイプと呼ばれます。

手術後のホルモン治療は、ルミナルタイプの女性ホルモンに感受性のある乳がんの方におこなう治療法です。

女性ホルモンを産生する機能は閉経前と閉経後で変化するため、閉経前後で使用するホルモン剤の種類が異なります。

閉経前の女性は脳から指令をうけて卵巣で主にエストロゲンを産生するため、脳からの指令を止める薬を使用します。

一方で閉経後の女性は、エストロゲンが産生されるのは副腎皮質と呼ばれる腎臓の近くの臓器から分泌されるアンドロゲンという男性ホルモンからです。

アンドロゲンをエストロゲンに変える作用をする酵素が脂肪組織にあるアロマターゼです。

閉経後の女性は、アロマターゼの作用をおさえるアロマターゼ阻害薬を使用します。

乳がんステージ(病期)ごとの治療方法

乳がんはステージにより治療方針が異なります。

ここではそれぞれのステージにおける治療方法について説明します。

ステージ0

ステージ0の乳がんに対しておこなう治療法は、乳房温存手術もしくは乳房全切除術です。

また、場合によりセンチネルリンパ節生検や腋窩リンパ節郭清もおこないます。

乳房温存手術をおこなった場合は、残った乳房に乳がんが再発しないように放射線照射をおこないます。

ステージI、II

ステージI、IIの乳がんに対する治療法は、外科手術、放射線療法、化学療法などを組みあわせた集学的治療法です。

外科手術では腫瘍の状態や患者の希望をふまえて乳房温存手術か乳房全切除術を選択します

腫瘍のサイズが大きく手術で取りのぞくことが難しい場合には、術前薬物療法をおこないます。

また、ステージ0の乳がんの場合と同じく、手術後に再発する可能性が高い方に対しては放射線療法や薬物療法などを組みあわせた治療法が必要です。

ステージⅢ、Ⅳ

ステージⅢAの乳がんはまず術前薬物療法をおこなったあと、乳房温存手術もしくは乳房全切除術を実施します。

その後はステージ0、Ⅰ、Ⅱの乳がんの場合と同じように、手術後の再発リスクを考慮して放射線療法や薬物療法などを追加します。

一方でステージⅢB、ⅢCの乳がんに対して主に選ばれる治療法は薬物療法です。

ただし病状により手術できる状態であれば手術をおこなう場合もあります

また、乳房とは別の臓器や組織に転移があるステージⅣでも薬物治療が中心の治療法です。

そしてステージⅣの場合も、患者の状態に応じて乳房切除術をおこなうこともあります。

乳がんの症状

乳がんは発症しても早い段階では目立った症状は現れず、病期が進むにつれて症状が出てきます。

代表的な症状は、しこりがある、痛みがある、むくみがある、などです。

ここではそれぞれの症状について説明します。

しこりがある

乳がんにおいてよく知られている症状の一つが、乳房のしこりです。

乳房のしこりは乳がん以外の疾患でもおこる症状であり、多くの場合は良性だと判断されます

しかし乳がんの可能性もあるため、乳房にしこりを見つけた場合は自身で判断せず、乳がんの専門医に早めに相談しましょう。

痛みがある

乳がんは、乳房にしこりがあっても、痛みがないことが多いため注意が必要です。

しかし、乳がんが原因で痛みを感じることもあります。

女性の場合、月経の周期によりホルモンバランスがかわることで乳房に痛みがでることがあります

乳がんによる痛みの場合は、痛みが強いことが多く、乳がんを発症している可能性が高いと考えられています。

また、炎症性乳がんを発症したときには皮膚が赤くなったりむくんだりするとともに痛みがでることがあるため注意しましょう。

そして乳がんがリンパ節や骨などに転移すると、わきの下や胸の壁に痛みが発生したり、背骨や首の骨、腰の骨、肋骨などに痛みを感じたりする場合もあります。

くぼみがある

乳がんが乳房の皮膚の近くにできた場合には、皮膚がひきつられてえくぼのようなくぼみができることがあります。

また、くぼみ以外には皮膚が赤くなったり、放置すると皮膚の表面にまで乳がんが到達してただれたりする場合もあります。

少しでも乳房がくぼんでいると思った場合は、速やかに病院に相談しましょう。

乳がんは早期発見して適切な治療を受ければ、命に関わる状態になる可能性は低いです。

しかし、乳がんが進行すると心身ともに大きな負担がかかる治療が必要となるため、できる限り早い段階で乳がんを見つけることが重要です。

早期発見には「マイクロCTC検査」

乳がんを早い段階で発見するためには、マイクロCTC検査がおすすめです。

マイクロCTC検査では、採血をするのみで乳がんをはじめとする全身のがんリスクについて明確に調べられます。

マイクロCTC検査にかかる所要時間は、採血にかかる5分のみであり、食事制限や飲水制限など検査前の準備が不要なため気軽に受けられる検査です

ただし、マイクロCTC検査でがんを発症している可能性が高いと判断されても、乳がんを発症しているとは限りません。

マイクロCTC検査でがんが疑わしい場合には、全身のどの部位にがんがあるかを調べる必要があります。

しかし、従来の全身がん検査でおこなわれてきたPET-CT検査やMRI検査では数多くの検査を組みあわせなければ、適切に体全体を調べられません。

たとえばPET-CT検査では胃がんや子宮頸がん、膀胱がん、肝細胞がんなどを発見しにくく、MRI検査では胃がんや大腸がんは見つけられません。

一方でマイクロCTC検査は、1回5分の採血のみで簡単に血液がん以外の全身のがんリスクについて把握できるため、乳がんを含む全身のがんスクリーニング検査として有用です。

マイクロCTC検査をチェック

「マイクロCTC検査」は、間葉系がん細胞を捉える

マイクロCTC検査は、血液中に漏れ出した間葉系がん細胞そのものを捉える検査です。

間葉系がん細胞とは、がん細胞の中でも悪性度が高いがん細胞であり、他の臓器に転移したり組織に浸潤したりする性質がある細胞です。

マイクロCTC検査では悪性度が高いがん細胞のみを発見でき個数までわかるため、乳がんを含む全身のがんリスクをチェックできます。

上皮性がん細胞と上皮間葉転換(EMT)

がん細胞には、上皮性がん細胞と間葉系がん細胞があります。

上皮性がん細胞は、何かしらの原因で通常の細胞ががん化したがん細胞です。

上皮性がん細胞は、増殖するときにがん細胞と血管をつなぐ新生血管をつくり、新生血管から酸素や栄養を得て次々と増えます

そしてがんが進んでいくにつれて、上皮性がん細胞は上皮間葉転換して間葉系がん細胞が現れます。

間葉系がん細胞は、がんそのものを大きくして周りの組織に浸潤していくとともに、血液中に侵入して他の臓器や器官に転移するがん細胞です。

つまり上皮間葉転換とは、局所にとどまるがんが浸潤や転移する能力をもつ悪性度が高いがんに変わることをさします。

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マイクロCTC検査で検出された場合がんの可能性が高い

マイクロCTC検査でがん細胞が検出された場合は、体のいずれかの部位にがんが発症している可能性が高いです。

マイクロCTC検査では、血液中の悪性度が高い間葉系がん細胞そのものを測定するため、ほかの検査でがんの存在がわからない場合でも、すでにがん細胞が体のいずれかにある確率が非常に高いです。

PET-CT検査やMRI検査などの画像検査ではみつからないがんの種類や早期のがんでも、マイクロCTC検査では検出することができます。

画像診断が可能なサイズは約1cm

通常の画像診断では、がんが1cm程度にまで大きくならなければ見つけられません。

がん細胞ができてから5~20年程度かけて分裂を繰りかえし、1cmもの大きさになるときにはすでに10億個ものがん細胞が体内にあります

そしてがん細胞はcm以上の大きさになると急激に成長し、半年から1年でステージⅡやⅢにまで進むことも少なくありません。

つまり、画像検査で診断可能な大きさに成長した時点で急に大きくなるため、負担の少ない治療でがんを治せる期間は非常に短いです。

マイクロCTC検査では1㎝未満のがんでも検出できるため、乳がんをふくむがんの早期発見におすすめです。

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まとめ

乳がんは乳房の乳腺にできるがんであり、日本の女性に最も多いがんです。

乳がんは、視触診、マンモグラフィ検査、乳房エコー検査、穿刺吸引細胞診などにより診断し、数多くの検査をおこないステージ0~Ⅳの5段階に分類されます

乳がんの治療法はステージと患者の状態などを考慮して決めますが、外科手術、薬物療法などがあります。

乳がんの病期が進むと、体に負担がかかる治療が必要となり、乳房全切除術により乳房をすべて失う場合もあるため、早期発見が重要です。

乳がんの代表的な症状には、しこりや痛み、くぼみなどがあり、少しでも気になる症状がある方は早めに病院を受診しましょう。

早い段階で発見するためには定期的な検査が大切ですが、簡便に乳がんを含む体全体のがんのリスクを把握できる検査がマイクロCTC検査です。

マイクロCTC検査は1回5分の採血のみで全身のがんリスクを調べられるため、乳がんが発症しているかどうか不安がある方はぜひ検討してください。

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