子宮頸がん検診にかかる費用はどのくらい?

「子宮頸がん検診は保険診療で安く受けられるのか」
「子宮頸がん検診ではどのような検査をするのか知りたい」

子宮頸がん検診に対して、このような疑問や不安をかかえていないでしょうか。

子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にがんができる病気であり、20代後半~30代の若い方に多い疾患です。

初期には自覚症状がない場合が多いため、自覚症状がなくても定期的に検診を受けることが大切です

子宮頸がん検診を受ける方法は主に次の4つであり、それぞれかかる費用が異なります。

  • 自治体の住民検診
  • 職場の健康診断
  • 人間ドック
  • 保険診療

子宮頸がん検診を受ける際の費用の違いや、保険適用になる場合の条件を知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

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【検診別】子宮頸がん検診の費用

子宮頸がん検診の費用は、子宮頸部細胞診や経腟エコー検査などを単独でおこなうか、組み合わせるかによって異なります。

ここでは、それぞれの検査にかかる一般的な費用を検査の種類別に解説します。

子宮頸部細胞診

子宮頸がん細胞診とは、医師が子宮頸部(子宮の入り口)から専用のヘラやブラシで細胞をこすり取り、専門家が顕微鏡によって異常な細胞がないかを調べる検査です。

検査にかかる費用は、一般的に6,000円程度です(※1)

個人差はありますが、検査器具を挿入する際に痛みや違和感を感じる場合もあります。緊張すると痛みが増す可能性があるので、リラックスして受けましょう。

HPV検査

HPV検査とは、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染状態を調べる検査です。

子宮頸部細胞診や経腟エコー検査とあわせておこなわれることが一般的であり、検査費用は子宮頸部細胞診とセットで8,000~10,000円ほどです(※1)

HPV検査では、医師が専用のブラシやスパチュラを使って子宮頸部から細胞を採取し、その細胞を検査室で検査して陰性または陽性の判断をします。

性交渉によって感染するHPVは多くの場合で自然に排除されますが、長期間感染し続けると子宮頸がんを発症する可能性があります。

経腟エコー検査

経腟エコー検査は、腟内に超音波を発する「プローブ」と呼ばれる器具を挿入して体内の様子を画像化する検査であり、検査費用は5,000円程度です(※1)

腟の内側から子宮や卵巣の状態を詳しく観察したり、別の臓器やリンパ節などへの転移がないのか確認したりもできます。

​検査時の痛みや違和感は少なく、​数分で終わるとても簡単な検査です。

コルポスコピー検査

コルポスコピー検査とは、主に​子宮頸がん検診で異常が見つかった場合におこなわれる検査であり、検査にかかる費用は自費診療の場合で15,000円程度です(※2)

ただし、コルポスコピー検査は何か異常が見つかった際に受けることが多い検査のため、一般的に保険適用(3割負担)の場合5,000円程度で受けられます。

何かしらの症状があって検査する場合は、必ず保険証を持参しましょう。

コルポスコピー検査では、コルポスコープ(拡大鏡)を使って​腟内や頸部を拡大しながら詳しく調べます。​病気の疑いがある部位が見つかった場合は、組織の一部を数mm採取して顕微鏡で診断する場合もあります。

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子宮頸がん検診を受ける4つの方法とその費用について

子宮頸がん検診を受ける方法は主に次の4つであり、それぞれかかる費用が異なります。

子宮頸がん検診を受ける方法

  • 自治体の住民検診
  • 職場の健康診断
  • 人間ドック
  • 保険診療

次では、それぞれの検査にかかる一般的な費用を解説します。

自治体の住民検診と費用

自治体の住民検診で子宮頸がん検診を受ける場合の費用は、無料~数千円です(※3)

住民検診では、お住まいの市区町村が数千円かかる費用の大部分を負担するため、安価で検診を受けられます。

住民検診を受ける際には市区町村から受診券が届く場合や、自身で申し込む場合があるため、詳しくはお住まいの市区町村の公式サイトで確認しましょう。

職場の健康診断

会社に勤めている方で、年1回の健康診断とあわせて子宮頸がん検診を受けられる場合があり、費用は​職場によって異なりますが無料~数千円で受けられます(※4)

職場における子宮頸がん検診では、主に問診や視診、子宮頸部細胞診および内診、必要に応じてコルポスコープ検査をおこなうこともあります(※3)

人間ドック

人間ドックで子宮頸がん検診を受ける場合の​費用は全額自費であり、一般的に5,000~15,000円程度かかります(※1)

​詳しい費用は検査を実施する医療施設や検査の組み合わせによっても異なるため、事前に公式サイトで確認しましょう。

保険診療

子宮頸がんが疑われる、次のような症状があって受診し、検査を受ける場合は保険適用(3割負担)となることがあります(※5)

子宮頸がんが疑われる症状の例

  • 不正出血がある
  • 月経が不規則
  • 茶褐色のおりものが出る
  • 下腹部や腰に痛みがある
  • 尿や便に血が混じる など

何かしらの自覚症状があって検査する場合は、必ず保険証を持参しましょう。

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女性は受けておきたい乳がん検診

乳がんは、子宮頸がんと同じく婦人科系のがんであり、20代後半~30代の若い方に多い疾患です。

子宮頸がんを発症しても多くの場合は初期症状がないため、早期発見・早期治療のためには定期的な検査が重要です。

ここでは、乳がん検診の種類や検査方法、費用について解説します。

乳がん検診とは

乳がん検診とは、​乳がんによる死亡率を減少させるためにおこなわれる検査であり、主に​問診や​乳房X線検査(マンモグラフィ検査)超音波検査(エコー検査)をおこないます

マンモグラフィ検査は、​乳房をプラスチックの板で挟んで撮影し、​小さいしこりや石灰化を見つける検査です。40歳以上の女性を対象におこなわれることが多く、​乳がんの前段階である石灰化や腫瘍の発見を得意としています。

超音波検査とは、超音波を発する器具を乳房に当てて反射する信号を画像にする検査です。乳腺密度が高い傾向にある若い方は、マンモグラフィ検査では乳腺異常がわかりにくい傾向にあるため、超音波検査がおすすめです。

乳がん検診の費用

乳がん検診の費用は受ける方法や検査の組み合わせによっても異なりますが、住民検診や職場での健康診断では無料~数千円、人間ドックではマンモグラフィ検査と超音波検査がそれぞれ5,000円程度です(※6)

乳房に関する自覚症状がある場合は、保険診療(3割負担)で受けられる場合もあります。

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【より大きな安心感を得るために】マイクロCTC検査

ここまで、子宮頸がん検診や乳がん検診の費用について詳しく解説しました。

しかし罹患する可能性のあるがんはほかにも数多くあるため、子宮頸がんや乳がん以外の検査も受けたほうが安心です。

ただし従来の検査方法で全身のがん検査を受けようとすると20万円以上と費用がとてもかさんでしまう可能性があり、受けることを躊躇する方もいるでしょう。

がん検査には、従来のがん検査を利用するより安価でありながら一度に全身のがんリスクを調べられる「マイクロCTC検査」というものもあります。

ここでは、マイクロCTC検査について詳しく解説します。

1回5分の採血で全身のがんリスクがわかる

マイクロCTC検査とは、1回5分の採血を通じて血液がん以外のすべてのがんリスクを調べられる検査です。

1回5分という短時間で、子宮頸がんや乳がんを含めた全身のがんリスクが明確にわかります。

費用も198,000円(税込)と従来の方法を活用した全身がん検査よりも安価で済むため、どなたでも気軽に受けやすい検査といえるでしょう。

悪性度の高いがんのみを捕捉

マイクロCTC検査は特異度94.45%のCSV抗体を導入しており、悪性度の高いがん細胞の個数を明確に提示しながらがんリスクの判定がおこなわれます。

従来のがんリスク検査は、腫瘍マーカーや尿検査、遺伝子検査など間接的なデータをもとにがんのリスク指数を示すものでした。

そのため、診断結果に対する信頼性を疑問視する声も挙がっています。

しかしマイクロCTC検査はがん細胞を直接捉えたうえでリスク判定をおこなうため、従来のがんリスク検査よりも高精度な結果を期待できるのです。

国内に検査センターを完備

セルクラウドが提供するマイクロCTC検査は、一般向けのCTC検査では初となる国内の自社検査センターを設置しています。

これにより、採血後すぐに検体を調べることを可能としています。

国内のがん専門クリニックでもCTC検査は実施されていますが、検体のチェックを海外に任せているところが多いです。

血液の検体は採取してから時間が経ってしまうと、分析の精度が落ちるといわれています。

そのため、ほかのCTC検査を利用するよりもマイクロCTC検査を導入している医療機関のほうがより精度の高い検査を受けられるでしょう。

気になる方は、ぜひ下記のリンクからマイクロCTC検査をチェックしてみてください。

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まとめ

子宮頸がん検診にかかる費用は、住民検診と職場でも検診では一般的に無料~数千円です。人間ドック(費用補助なし)で検診を受ける場合は、一般的に5,000~15,000円程度の費用がかかります。

子宮に関する何かしらの自覚症状がある場合は、保険診療(3割負担)で受けられる場合があるため、受診の際には保険証を忘れないようにしましょう。

子宮頸がん検診は20歳以上の女性が対象の検査であり、自覚症状がない場合でも2年に1回の定期的な受診が推奨されています

子宮がん検診の費用についてわからないことがあれば、医師に相談や医療機関を受診しましょう。

<参考文献>
(※1):公益財団法人 東京都予防医学協会 乳がん検診・子宮がん検診の 費用について
(※2):西東京市 Web 子宮頸がん検診の精密検査について
(※3):職域におけるがん検診に関するマニュアル
(※4):広島県公式ホームページ 平成 29 年期(2017 年 8 月 1 日~2018 年 7 月 31 日)取組実績
(※5):京都市情報館 京都市子宮頸がん検診
(※6):久留米総合病院 健康管理センター 乳がん自費健診

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