前立腺がんの原因とは?罹患者が増えている理由や症状・検査・治療法を解説

男性が最もなりやすいといわれる前立腺癌は、診断される方も急激に増えており、罹患数は20年前の4.4倍にもおよびます。※1

前立腺がんは、ほかのがんよりも比較的ゆっくりと進行するため、死亡率が低いことが特徴です。※2

しかし、治療が遅れると尿漏れや勃起障害などの後遺症に悩まされる可能性があり、早期発見・早期治療が大切です。

本記事では、前立腺がんの概要・原因をはじめ、検査方法や治療法などを詳しく解説します。

男性の方はもちろん、家族のために前立腺がんに関する知識を深めたい方はぜひ参考にしてください。

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前立腺がんとは?

前立腺がんとは、生殖と排尿の機能に関わる前立腺にできる男性特有のがんで、主に、尿道から離れた外腺部(辺縁領域)に発症します。

生涯のうち、10人に1人の男性が前立腺がんになるといわれており、罹患数は50歳代から急激に増え、高齢になるほど増加します。※3

初期の前立腺がんは無症状であり早期発見が困難なため、定期的に検査を受けることが重要です。

はじめに、前立腺がんの主な症状と前立腺肥大症との違いを解説します。

前立腺がんの主な症状

初期の前立腺がんは自覚症状がほぼありません。進行すると下記の症状が現れます。

  • 排尿困難
  • 頻尿
  • 排尿痛
  • 血尿
  • 尿閉

前立腺のなかには尿道が通っているため、尿が出にくい、排尿の回数が多い、排尿時に痛みが伴うなどの症状が生じ、また、血尿が出る場合もあります。

また、がんの圧迫により尿道が塞がると尿が出なくなる尿閉が起こり、尿が腎臓に溜まることで水腎症を合併するケースも少なくありません。

そのほか、がんが精のうに広がると精液に血が混ざり、骨に転移すると腰・背中・股関節・太ももなどの痛みや、手・足のしびれなどが起こります。

気になる症状がある方は、できる限り早めに泌尿器科を受診しましょう。

前立腺肥大症との違い

前立腺肥大症とは、前立腺が大きくなり膀胱や尿道を圧迫して排尿障害を引き起こす病気です。

症状や好発年齢が前立腺がんと同じであるため混同されがちですが、発生部位や腫瘍の性質が下記のとおり異なります。

前立腺肥大症前立腺がん
発生部位内線部(移行領域)外線部(辺縁領域)
病理診断良性悪性
転移しないする

前立腺肥大症は良性の腫瘍であり、転移しません。

しかし、悪化すると膀胱結石や尿路感染症、腎後性腎不全などを合併しやすくなり、生活の質(QOL)が低下する恐れがあることから早めの治療が重要です。

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前立腺がんの原因とは?

前立腺がんの発症には、加齢による男性ホルモンの変化や前立腺の慢性的な炎症のほか、遺伝、喫煙や食生活、肥満などが深く関与しています。

次章では、前立腺がんになる原因を詳しく紹介し、罹患数が増加している理由を解説します。

前立腺がんになる原因

前立腺がんは高齢の男性に多いことから、発症には加齢によるホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。

また、遺伝性が強く、父親または兄弟の家族歴がある場合の発症リスクは約5.6~7.5倍です。※4

とくに、近親者に前立腺がんの罹患者が2人以上いるケースでは、リスクは最大で11倍まで増加します。※5

そのほか、下記も前立腺がんのリスク因子といわれています。

  • 喫煙
  • 食生活
  • 肥満

タバコは最大のリスク因子であり、前立腺がんの38.8~45.3%は喫煙者です。※6

また、肉類・加工肉などの高脂肪食を多く摂り、野菜・果物・大豆食品の摂取量が少ない欧米型の食生活もリスクを増大させます。

そして、肥満は前立腺がんの進行に深く関与しており、BMI30値以上の場合、死亡リスクは1.28倍ほど増加します。※7

前立腺がんが増えている理由

前立腺がんが増えている理由は、下記のとおりです。

  • 高齢化
  • 食生活の欧米化
  • PSA検査の普及

前立腺がんは、60歳以上の高齢者に多く発症する年齢依存性がんです。近年では、日本の総人口を占める高齢者の割合は29.1%に達し、過去最高を記録しました。※8

今後も高齢化は急速に進行するため、前立腺がんの罹患数は増え続けるでしょう。

本来、前立腺がんは欧米に多いがんであり、日本人の発症率は低いとされていました。

しかし、経済成長による都市化・国際化などを背景に、日本人のライフスタイルが変化して欧米型の食生活が進み、前立腺がんが増加したと考えられています。

また、PSA検査の普及も前立腺がんが増えている理由の一つです。PSA検査とは、前立腺がんの腫瘍マーカーであり、健康診断や人間ドックなどで積極的に実施されています。

前立腺がんは自覚症状が現れにくく、気付かないまま生活している方も少なくありません。

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前立腺がんの検査方法・治療法

ここからは、前立腺がんの検査方法・治療法を紹介します。

前立腺がんの疑いを指摘された方や発症リスクが高い方は、ぜひ参考にしてください。

検査・診断方法

前立腺がんの発見に有効な検査は、下記のとおりです。

  • PSA検査
  • 直腸エコー検査・直腸診
  • 生検

PSA検査とは、前立腺がんの腫瘍マーカーです。年齢ごとに基準値が設けられており、数値を超えた場合は2次検査へ進みます。

2次検査は直腸エコー検査・直腸診です。前立腺の内部を調べて、大きさ・硬さ・左右非対称性などを確認します。

疑わしい病変を発見した際には、組織を採取して顕微鏡で詳しく観察する生検をおこない、確定診断につなげます。

また、CT検査・MRI検査・骨シンチグラフィなどの画像検査も、前立腺がんの有無や転移などを調べることが可能です。

治療法

前立腺がんの治療法には、下記の種類があります。

  • 手術療法
  • 放射線治療
  • ホルモン療法
  • フォーカルセラピー

標準の手術療法は、前立腺全摘除術です。前立腺・精のうを摘出し、必要に応じて周囲のリンパ節も取り除きます。

また、放射線を照射してがん細胞を死滅させる放射線治療や、前立腺がんの進行を妨げて転移を遅らせるホルモン療法があります。

そのほか、フォーカルセラピーではがんの病変部位のみの治療が可能であり、正常な組織を残して身体機能の温存ができることが大きなメリットです。

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マイクロCTC検査で全身のがんリスクを確認可能

マイクロCTC検査は、前立腺がんはもちろん、全身のがんリスクがわかる血液検査です。

血中に漏れ出した悪性度の高いがん細胞のみを高精度で検出するため、がんの早期発見はもちろん、治療効果の判定や再発・転移の確認にも役立ちます。

ここからは、マイクロCTC検査について詳しく解説します。

検査は1回5分の採血のみ

マイクロCTC検査は、1回5分の採血のみで全身のがんリスクが判明します。そのため、下記の方におすすめです。

  • 仕事が忙しい方
  • 家事・育児などで自身の時間が取れない方
  • プライベートの時間を大切にしたい方

一般的に、全身のがん検査を受けるには半日~1日程度の時間を確保する必要があることから、仕事・家事・育児などを理由に受診をためらう方が少なくありません。

また、多くの医療機関は受付時間を設けており、予約を面倒と感じて受診を後回しにするケースも多いです。

マイクロCTC検査であれば、自宅・外出先などから24時間365日いつでも予約ができ、問診票の記入・支払い・検査結果の確認までWebで完結します。

定期的にマイクロCTC検査を活用し、前立腺がんを含む初期の自覚症状に乏しいがんの早期発見を目指しましょう。

検出可能な主ながんの種類

マイクロCTC検査は、米国FDAの承認を取得している従来のCTC検査(セルサーチ法)をさらに進化させ、悪性度の高い「間葉系がん細胞」の検出を可能にしました。

がんの種類には、主に下記の2つがあります。

  • 上皮性がん細胞
  • 間葉系がん細胞

上皮性がん細胞は、体の表面や内臓の粘膜に覆われ上皮の細胞ががん化したものです。上皮の内側に留まっており、多くは自己の免疫で消滅するため悪性度は低いといえます。

一方、間葉系がん細胞は、ほかの臓器に浸潤・転移する高い運動能力を獲得しており、悪性度は高いです。

従来のCTC検査では、上皮性がん細胞のみを捕捉するのに対し、マイクロCTC検査は血中の間葉系がん細胞を特異度94.45%と非常に高い精度で検出します。※9

また、マイクロCTC検査は国内に検査センターを設け、迅速な検査体制を整えることで、納得感が得られる高品質な検査を提供しています。

料金・クリニック概要

ここで、マイクロCTC検査の料金・概要を紹介します。

  • 料金:1回198,000円(税込)※10
  • 受診場所:全国の提携クリニック
  • 予約方法:公式サイト
  • 検査結果:1週間前後、マイページで確認が可能
  • アフターフォロー:医師による無料相談

マイクロCTC検査は、全国の提携クリニックで検査が受けられるため、自宅や職場の周辺で検査を受けたい方におすすめです。

また、検査の予約から結果までWebで一貫しておこなえます。医療機関の受付時間に関係なく、自身の都合にあわせて利用できます。

そのほか、アフターフォローが充実している点もマイクロCTC検査の魅力の一つです。

万が一、がん細胞が検出された方には、マイクロCTC検査センター長、および代々木ウィルクリニックの太田医師が無料相談を実施しています。

無料相談では、検査結果の詳細をはじめ、精密検査や医療機関、専門医の紹介などに対応しています。

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前立腺がんに関するよくある質問

最後に、前立腺がんに関するよくある質問を紹介します。

同じ疑問を抱いている方はもちろん、前立腺がんに関する知識を深めたい方もぜひ参考にしてください。

前立腺がんと性行為の関係は?

前立腺がんと性行為の関係は、証明されていません。

しかし、前立腺がんの発症には射精頻度が影響している可能性があります。

米ハーバード大学の研究によると、1か月21回以上の射精で前立腺がんのリスクが約20%下がることが明らかになりました。※11

前立腺がんを予防する方法は?

前立腺がんの予防法は、下記のとおりです。

  • 禁煙・節酒
  • 食生活の改善
  • 適度な運動
  • 適正体重の維持

前立腺がんの予防には、リスク因子であるタバコや過度な飲酒をやめて、欧米型の食生活を改善し適正体重を維持するよう心がけましょう。

適度な運動は、免疫力の向上やストレス発散に効果的です。また、肥満は前立腺がんの進行に影響するため、BMI値21~27の範囲で体重をコントロールしましょう。

男性ホルモンが多いとなりやすい?

前立腺がんは、男性ホルモンの分泌量ではなくホルモンバランスの変化により発症します。

しかし、男性ホルモンが多い方は前立腺が成長しやすいため、がんが誘発される可能性も否定できません。

また、万が一、前立腺がんになった場合、男性ホルモンの作用でがんが進行する恐れがあります。

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まとめ

本記事では、前立腺がんの症状・原因・検査方法・治療法を詳しく解説しました。

初期の前立腺がんは無症状です。排尿に関する症状が現れた際はすでにある程度進行している恐れがあるため、できる限り早めに医療機関を受診しましょう。

また、50歳以上で前立腺がんの家族歴を有する方、喫煙している方、欧米型の食生活を送っている方、肥満の方は前立腺がんの高リスク群に該当します。

1回5分の採血のみで自身のがんリスクが明確になるマイクロCTC検査を定期的に活用し、前立腺がんはもちろん、全身のがんの早期発見・早期治療につなげましょう。

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〈参考サイト〉
※1:国立がん研究センター|集計表 全国がん罹患・地域がん登録
※2、※3:国立がん研究センター がん統計|最新がん統計
※4:日本泌尿器科学会|前立腺がん検診ガイドライン 2018年版
※5:Steinberg GD, Carter BS, Beaty TH, et al|家族歴と前立腺がんのリスク
※6:国立がん研究センター がん対策研究所|飲酒・喫煙と前立腺がんとの関連について
※7:医師向け医療ニュース ケアネット|前立腺がん、診断後の肥満は死亡リスクと関連
※8:総務省|統計からみた我が国の高齢者
※9、※10:マイクロCTC検査 | 血中のがん細胞を捕捉するがんリスク検査
※11:JAMA Network|射精頻度と前立腺がんのリスク

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