がんができるプロセスとCTC
CTC検査とは
CTC検査器と呼ばれる特殊な機械を用い、
血中に漏れ出したがん細胞=CTC(血中循環がん細胞)を捕捉する先端検査
たった1回少量の血液検査だから身体の負担も軽い
少量の採血で検査が可能
がんの進行度にもよりますが、血液中に含まれるCTCは膨大な量の血球成分に比べればごくごく微量です。しかし、最新のCTC検査器を使えばごくわずかなCTCを検出することができます。非常に低侵襲(身体の負担が少ない)というメリットはがんリスクを気軽に検査したい方にとっては非常に大きいものではないでしょうか。
採血に要する時間は5分、事前準備も不要
CTC検査は患者さんから血液を採取するだけですので、採血に要する時間はたったの5分で終わります。前日や数時間前から食事制限をしたり、検査前に薬剤を飲んだりするなどの事前準備も不要です。 採血の際、注射針を刺すときに多少チクッと痛む程度で検査に伴う身体的苦痛もほぼないと言ってもよいでしょう。
仕事や家事の合間など、ちょっとした時間に検査を受けられるので、ほかの検査に比べて受診のハードルはとても低いといえます。
CTC検査をさらに進化させた「マイクロCTC検査」
CTC検査によって、検出されるがんの種類が異なります。米国で既にFDAの承認をとっているセルサーチのCTC検査でも上皮性のがん細胞しか捕捉できませんでした。
一方マイクロCTC検査で利用している、がんの世界有数の研究治療施設である米国の『MDアンダーソンがんセンター』が開発したCTC検査の特殊抗体である『CSV:細胞表面ビメンチン抗体』の世界独占利用権を獲得した独自検査手法では、血中に漏れ出して循環している上皮間葉転換した『間葉系がん細胞』を非常に高い精度で検出できるようになりました。
※特異度:がんでない人が陰性となる正確性
乳がん患者を対象にした米国MDアンダーソンがんセンターが発表した論文より
(Satelli A, et al. Clin Chem. 2015 ;61:259-66.)
※マイクロCTC検査は、世界有数のがん治療・研究施設の米国MDアンダーソンがんセンターが開発した、間葉系のがん細胞の検出において特異度94.45%という非常に高い精度を誇るCSV(細胞表面ビメンチン)抗体の世界独占利用権を獲得した海外の検査手法を導入しています。
※マイクロCTC検査は上皮性がんは捕捉しません。