がんが疑われたり、がんと診断されたりしたとき、多くの方は「どのような治療法があるのか」と考えるのではないでしょうか。
近年のがん治療は、飛躍的な進歩を遂げており、さまざまな治療法が確立されています。
本記事では、がんの診断から治療までの流れをはじめ、主な治療法とその特徴、がんの治療をはじめる際の注意点などを詳しく解説します。
自身はもちろん、家族・友人などの大切な方も、納得のいく治療が受けられるよう、治療法に関する知識を深めましょう。
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がんの診断から治療までの流れ

がんの診断から治療までの流れは、次のとおりです。
- がんの検査
- 病期(ステージ)の診断
- 治療法の決定
がんが疑われるとき、まずは病変の状態を正確に把握するための検査や、確定診断に必要な検査をおこないます。
万が一、がんの確定診断を受けた場合、治療が必要です。
治療方針は、がんの広がり・浸潤度などの情報をもとにがんの病期(ステージ)を判定したうえで、全身や臓器の状態を調べて決定します。
次章で詳しく解説します。
1:がんの検査
がんの発見・診断には、下記の検査が有効です。
- X線(レントゲン)検査
- 超音波(エコー)検査
- 病理検査
X線(レントゲン)検査は、X線を照射して体の内部の状態を画像化する検査です。主に肺がん、胃がん、食道がんが疑われる際に実施し、調べる部位により造影剤を使用します。
超音波(エコー)検査は、超音波を送信・受信するプローブを当てて、病変の有無・大きさなどを調べる検査で、肝臓、膵臓、腎臓、子宮などの腹部のがんの発見に役立ちます。
X線検査・超音波検査ともに、がんの発見に有効な検査ですが、確定診断には病理検査が必要です。
病理検査は、病変の一部から採取した組織・細胞を、病理専門医が顕微鏡で詳しく観察する検査で、がんの確定診断や治療方針の決定に欠かせません。
2:病期(ステージ)の診断
病理検査によるがんの確定診断後は、CT検査・MRI検査・PET検査などをおこない、病期(ステージ)を診断します。
病期は、がんを発症した部位ごとに、国際対がん連合(UICC)が定めたTNM分類を用いて、0~4期にわけられます。
TNMの要素と意味は、次のとおりです。
- T(原発腫瘍)…原発のがんの大きさ・広がり、深さ
- N(所属リンパ節)…がん細胞のリンパ節への転移の有無と広がり
- M(遠隔転移)…原発から離れた臓器への遠隔転移の有無
がんが原発に留まり、リンパ節への転移や遠隔転移がみられない場合、0・1期の早期がんと評価されます。
一方、遠隔転移が起きて、全身にがんが広がっている状態の病期は4期となり、治療が困難なケースが少なくありません。
3:治療法の決定
治療法は、がんの種類や性質、病期(ステージ)など、さまざまな検査で得られた情報とともに、体の状態を詳しく調べたうえで決定します。
担当医は、肝臓・腎臓の状態をはじめ、貧血・炎症の程度、持病の有無、心臓・肺の機能などに応じた治療法を見極めます。
また、年齢・要望・ライフスタイルなども含めて総合的に検討し、最適な治療法を提案しますが、最終的には自身が治療法を決めることが大切です。
十分に理解・納得したうえで治療を受けられるよう、医師・看護師に相談したり、自身で調べたり、治療法に関する知識を深めましょう。
がんの主な治療法

がんの治療法には、主に下記の4種類があります。
- 手術療法
- 放射線治療
- 化学療法(抗がん剤治療)
- 免疫療法
がんの種類・病期(ステージ)、体の状態に応じて検討し、複数の治療を組み合わせる場合もあります。
次章では、それぞれの治療法を詳しく紹介します。
手術療法
手術療法とはがんを切除する治療法で、最も根治が期待できます。
がんが原発に留まっている状態であればがんのみを取り除き、周囲の組織やリンパ節に浸潤・転移している場合は、がんと周りの部位を切除します。
腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術など、体の負担を抑えた手術療法であれば、術後の早期回復が可能です。
手術療法は、治療効果が高く、ほかの治療法に比べて副作用が少ないことが大きなメリットです。
しかし、適用されるがんの種類・病期(ステージ)が限られているうえに、単独での治療が不十分な場合、放射線治療や化学療法(抗がん剤治療)を併用する必要があります。
そのほか、必要に応じて、欠損した部位の機能の維持や、がんによる症状の緩和やQOL(生活の質)を保つためにも、手術療法がおこなわれます。
放射線治療
放射線治療は、X線・電子線・α(アルファ)線・γ(ガンマ)線などの放射線を用いて、がん細胞のDNAにダメージを与えて破壊する治療法です。
手術療法と異なり、がんや周囲を切除しないため、臓器そのものや機能の温存が可能です。また、手術療法が難しい病期(ステージ)でも治療の対象になります。
一方、正常な細胞にも影響を与えることから、放射線を照射できる量や範囲に限界があり、治療中のみならず、治療後もさまざまな副作用が現れる場合があります。
代表的な副作用は、疲労感や倦怠感、食欲不振、皮膚炎などです。新たながんの発生や、妊娠・出産への影響も否定できません。
そのほか、症状緩和のために放射線治療をおこなうケースがあります。がんの進行・転移により引き起こされる痛み・麻痺などの症状の改善に有効です。
化学療法(抗がん剤治療)
化学療法(抗がん剤治療)とは、がん細胞そのものを破壊する薬剤を使用する治療法です。
化学療法で用いる抗がん剤は、血液を通じて全身を巡り、さまざまな部位のがん細胞の増殖・転移を防いで死滅させる効果が期待できます。
主に、手術療法ができない血液やリンパのがん、遠隔転移した全身のがん治療に対して実施し、必要に応じて放射線治療と併用する根治的化学放射線療法を検討します。
また、手術による完全切除率の向上や、術後の再発・転移の防止を目的におこなうケースが多いです。
しかし、抗がん剤は正常な細胞にも影響を与えることから、全身の疲労感、吐き気、発熱、食欲不振、脱毛、貧血などの強い副作用が現れる可能性があります。
そのため、がん細胞の特徴的な分子にのみ作用する分子標的薬を併用する場合があります。
免疫療法
免疫療法とは、体内に備わっている免疫の力を利用してがんを治療する方法です。
がんそのものを標的とする従来の治療法とアプローチが異なり、薬剤を用いて免疫の本来の力を取り戻したり、攻撃力を高めたりしてがん細胞を攻撃します。
代表的な免疫療法は下記のとおりです。
- 免疫チェックポイント阻害薬
- エフェクターT細胞療法
- CAR-T(カーティー)療法
免疫チェックポイント阻害薬はリンパ球の一つであるT細胞に作用し、がん細胞への攻撃力を回復させる抗体薬です。
本来T細胞はがん細胞を攻撃する性質がありますが、働きが弱まるとブレーキがかかり、がん細胞を排除できなくなります。
免疫チェックポイント阻害薬にはT細胞のブレーキを解除し、免疫細胞の働きを活発にして再びがん細胞を攻撃する作用があります。
エフェクターT細胞療法、CAR-T(カーティー)療法は、T細胞を取り出してがん細胞を見分ける能力や攻撃力を強めてから体内に戻す方法です。
これらの免疫療法は複数の治療法と組み合わせることで、高い治療効果が期待できます。
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がんの治療をはじめる際の注意点

がん治療は長期にわたる場合もあり、身体的・精神的・経済的な負担がかかるケースも少なくありません。
そのため、がん治療をはじめる前にあらかじめ準備をするよう心がけましょう。
次章で詳しく解説します。
助成制度を確認する
がんの治療には医療費をはじめ、入院費・通院費などの経済的な負担が大きいです。さらに、休職や失業により十分な収入が得られない状態になることも考えられます。
そのため、がん治療における助成制度を調べておくことが大切です。
主な助成制度は、下記のとおりです。
- 高額療養費制度
- 傷病手当金(疾病手当金)
- 障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金)
国民健康保険や全国健康保険協会(協会けんぽ)などの公的医療保険では、高額療養費制度を導入しており、1カ月の医療費の上限額を超えた分は払い戻されます。
傷病手当金(疾病手当金)とは、がん治療で働けなくなった場合に給与が支給される制度です。加入先の健康保険組合・協会や雇用保険から給付金が支払われます。
また、がんは障害年金の受給対象です。がんで障害が残り、仕事や日常生活に支障が出た場合は障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金)を受け取れる可能性があります。
これらの助成制度を受けるためには、一定の条件を満たしている必要があるため、各窓口に確認しましょう。
担当医とよく相談する
がん治療は長期間に及ぶケースが多いため、医師との信頼関係が欠かせません。
担当医とよく相談し、不明点がある場合は遠慮なく尋ねることが大切です。
納得のいくがん治療を受けるためには、治療のメリット・デメリットなども十分に把握しましょう。
また、「仕事を続けながら治療をしたい」「将来、妊娠・出産を考えている」など、自身の要望を伝えることも忘れないでください。
診察中に聞きたいこと・伝えたいことは、事前にメモしておきましょう。
セカンドオピニオンを検討する
「担当医以外の医師の意見を聞きたい」「より治療に関する理解を深めたい」「十分に納得したうえで治療を開始したい」などのときは、セカンドオピニオンを検討しましょう。
セカンドオピニオンとは、担当医が用意した紹介状や検査結果のデータをもとに、ほかの医師から「第2の意見」を聞くことです。
セカンドオピニオンを受けることで、治療の選択肢が広がる可能性や納得して治療に専念できるメリットがあります。
しかし、セカンドオピニオンに時間をかけ過ぎると、治療の開始が遅れてがんが進行する恐れがあるため、速やかに決断するよう心がけることも大切です。
マイクロCTC検査で全身のがんリスクを判定

マイクロCTC検査は、1回5分の採血のみで全身のがんリスクがわかる血液検査です。
血中に漏れ出したがん細胞そのものをキャッチするため、従来のがん検査では見つけにくい小さながんや見落としがちながんの発見につながります。
ここからは、マイクロCTC検査の概要を詳しく紹介します。
マイクロCTC検査の特徴
マイクロCTC検査は悪性度の高いがん細胞のみを直接キャッチし、個数を明示してがんリスクを明確にする画期的な検査です。
がん細胞は、血管から栄養や酸素を取り込む際、血中に漏れ出して体内を循環しますが、大半は免疫の力で死滅します。
しかし、一部の間葉系がん細胞は周囲の組織に浸潤・転移して、がんを進行させることがわかっています。
マイクロCTC検査では、浸潤・転移する能力をもつ悪性度の高い間葉系がん細胞のみを捉えることが可能です。
また、従来の検査では発見が困難な1cm未満のがん細胞も捕捉できることから、がんの早期発見・早期治療につながります。
検査は1回5分の採血のみ
マイクロCTC検査は、1回5分の採血のみで全身のがんリスクが調べられます。手軽に自身のがんリスクを把握したい方におすすめです。
また、検査の予約から検査結果の確認までWebで完結するため、都合のよい場所からスキマ時間を利用して手続きがおこなえます。
そのほか、事前の食事制限や準備なども不要です。検査中の痛み・不快感はもちろん、検査後の副作用なども一切ありません。
体に負担がかからないため定期的に受診ができ、症状が現れにくい超早期のがんの発見につながります。
全国のクリニックで受診可能
マイクロCTC検査は、全国の提携クリニックで受診できます。検査を受けるために、専門の医療機関や検査設備が整っている病院に出向く必要はありません。
職場の近くで検査を受けたい方をはじめ、買い物のついでに受診したい方、近隣のクリニックを利用したい方におすすめです。
マイクロCTC検査の受診を希望する方は、公式サイトからクリニックと受診日を選び、問診票を記入して予約を完了させましょう。
検査結果の確定は、2週間前後です。登録先のメールアドレスに通知が届いたらマイページにログインし、結果を確認します。
万が一がん細胞が検出された方は、マイクロCTC検査センター長、および代々木ウィルクリニックの太田医師による無料相談が受けられます。
アフターフォローが充実している点も、マイクロCTC検査の魅力の一つです。
まとめ

本記事では、がんの診断から治療までの流れや、がん治療の種類・特徴を中心に解説しました。
がんの治療法は、がんの病期(ステージ)や体の状態に応じて、患者のライフスタイルや希望なども考慮しながら検討します。
納得したうえで治療が受けられるよう、担当医とよく話し合ったり、セカンドオピニオンを受けたり、治療に関する理解を深めることが大切です。
また、がん治療に専念するために経済的な負担軽減につながる助成制度を上手に活用しましょう。
手軽にがんリスクを知りたい方には、1回5分の採血のみで全身のがんリスクが把握できる、マイクロCTC検査がおすすめです。
マイクロCTC検査は全国の提携クリニックで導入しており、Webで完結するため、予約・受診の手間がかかりません。
がんの早期発見・早期治療のために、定期的にマイクロCTC検査を受診しましょう。